デジタル一眼撮影の基本

水中デジタル一眼レフシステムのご紹介

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EOS 40DとMDX-40Dハウジング
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MDX-40DハウジングにEOS 40Dをセット

上の画像を見てください。このケース(防水ケース)は「ハウジング」と呼びます。
ハウジングの横のカメラは、デジタル一眼レフカメラです。
そして、このデジタル一眼レフカメラを水中に入れても大丈夫なように、防水式の専用ケースで覆っているのです(右の画像)。この「ハウジング」は各社の最新デジタル一眼レフカメラに適合するように専用設計になっていて、海に深く潜ったときでも、陸上で扱う感覚同様でカメラの各操作を行うことができるスグレモノなのです。

実は、このデジタル一眼レフカメラでの水中撮影が今、空前のブームです。でも、コンパクトデジタルカメラ用の防水ケースより見た目には、かなりヘビーですね。なぜでしょうか?
このハウジングは、コンパクトデジタルカメラ用に比べてとても頑丈にできています。そしてプロカメラマンの過酷な撮影にも十分に応えられるように、各所に工夫が施され、水深60mまで潜っても全く問題ない丈夫な作りになっているのです。

水中でデジタル一眼レフカメラを使う理由は、なんだと思いますか?
昨今のデジタル一眼レフカメラの低価格化により、ユーザーにとって高価な印象だった「一眼レフカメラ」が、気軽に購入できる=手が届く購入範囲になってきたのは事実です。
それは同時に、かつては一部のハイアマチュアやプロカメラマンの専門分野だったフィルム一眼レフカメラ同様の撮り方が、誰にでもできるようになったということなのです。

フィルム一眼レフカメラでは、フィルムをいちいちカメラに装填して、たった36枚しか1ダイブで撮れません。次のダイビングでも、注意しながらハウジングを開閉し、フィルムチェンジしなくてはならないのです。それに比べて、デジタル一眼レフカメラでは記録メディア(CFカードやSDカードが主流)の容量次第で何百カットも1ダイブで撮れるのです。

水中で、失敗を恐れず何度でもシャッターを押せるようになり、いろいろな創意工夫を気楽にできるのもデジタル一眼カメラならではの楽しみ方です。その場で液晶モニターを見れば、失敗したか成功したか、露出を変えても、どんな写真になったのか一目瞭然で分かるため、写真の腕がみるみると上がってきます。豊富なレンズ群で、新しい表現方法を見つける可能性も広がります。それは同時に、コンパクトデジタルカメラには限界がある、「超高画質の水中写真」へのあくなき追求を可能にしたのです。

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右手の操作部。左下のレバーがシャッターです。
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左手の操作部。ダイヤルノブはズーム/フォーカスを操作。
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上部から見たところ。液晶表示部のライト点灯ボタンを含めほぼ全てが水中で操作できます
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ハウジングを後部から見たところ
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カメラを装着する際にはクイックシューにカメラをセットします。
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カメラをハウジングにセットした状態。内部がわかるようにリアケースは外しています。

水中でのデジタル一眼レフ撮影のメリット

デジタル一眼レフハウジングでの撮影メリットは限りなくありますが、デジタル一眼レフカメラ自体が持つ「超高画質」+「交換レンズの豊富さ」と共に、SEA&SEAハウジングシステムの「選択の自由さ」があります。

撮影者が撮りたいシーンに合わせ、各社から発売されている多種多様な交換レンズに合わせてシステムを組むことができ、デジタル一眼レフカメラ自体も多機能で、様々な撮影シーンに対応することができます。もちろん、一眼レフの特性を生かし、正確なフレーミングとピント合わせが可能です。
SEA&SEAでは、入門クラスからプロフェッショナルクラスまで、幅広く水中撮影に対応できるハウジングラインナップとシステムを展開しています。

デジタル一眼レフカメラの持つ圧倒的な描写力。そして、撮影の目的に合わせて自由にセッティングを変えられることこそ、最大の魅力なのです。

水中でデジタル一眼レフカメラを使うのに最低でも必要な機材

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ハウジング本体(使用するカメラによって変わります)
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そして、カメラ+レンズ(使用するハウジングや撮影目的によって変わります)これはEOS40Dと10-22mmレンズ。※ズームギアが装着されています。
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ハウジング前面につけるポートです(使用するレンズによって変わります)。
とりあえず、これだけ揃えると、デジタル一眼レフカメラを水中で使うことができます。
これだけですと、自然光撮影のみになるのはおわかりですよね。ストロボの光がないのですから、当然です。
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@ SAIPAN
※カメラをハウジングに装着した場合、内蔵フラッシュは使用できません。
あとで詳しくご説明しますが、撮影目的によって、レンズを変えたり(ポートやギアも変わります)、ストロボを使ったり(ストロボの種類を色々と選択したり、1灯や2灯撮影など、お好みの撮影が自由にできます)、TTLで撮影したり、マニュアルで撮影したり、あらかじめ決められたオールインワンパッケージの機材(コンパクトデジタルカメラなど)とは「選ぶ楽しみ」や「撮る楽しみ」の自由度が全く違います。
ですが、始める前に基本的なことを理解していただかないと、せっかく買ったカメラやレンズがハウジングやポートに適合しなかったりして、「しまった!」と思っても後の祭りです。そうならないためにも、ぜひ基礎知識は持っておいてください。