ワイド撮影のコツ

ワイド撮影も当然、固定が基本!

ワイド撮影もマクロ撮影同様、ハウジングボディをしっかり持ってワキを閉めて撮影するのが
基本中の基本。手ブレすると後でテレビモニターを見たときに、酔ってしまいます。迫力の瞬間は突然やってきます。常に急がずあわてず、平常心が必要です。撮影チャンスの瞬間どれだけ、ビデオハウジングを体の一部のように使いこなせ、撮影のみに集中できるかがカギです。
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被写体が比較的ゆっくりの動きの時ハウジングをゆっくり落ち着いて左右に振ってみましょう。周囲も撮影でき、より迫力のある影像が撮れますよ。被写体を追わないで、ゆっくり待つのがポイント!
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ワイドレンズに絶対的に効果があるのがワイドコンバージョンレンズ。同じところにいても広角に撮影が可能です。「ワイドマクロ」という撮影方法がありますが、これはワイドレンズで被写体にぐっと寄って、前方の被写体と遠くの景観のコントラストを強調したものです。つまり立体的で迫力のある影像を得ることができるというわけです。SEA&SEAのVX-Sシリーズビデオハウジングには0.6倍のマルチコートワイドコンバージョンレンズが標準で装備されています。

撮影テクニックを少し加えてみましょう

ビデオカメラを左から右、右から左に振りながら撮る方法を「パン」といいます。また上から下、下から上に振りながらとる方法を「ティルト」といいます。この2つがビデオ撮影の基本といっても過言ではありません。では、この2つの撮影方法の特徴を説明します。

「パン」の基礎

カメラを左右に振って、周囲の様子を見せる撮り方です。パンでは、カメラを左右に振っての撮影
なので、動的に「広がり感」を強調できます。まず気をつけることは、動くには理由が必要です。今までに基本は「動かない」と散々説明してきました。ですが、そのままでは全く動かない=固定カメラと同じ意味になってしまい、それでは全くおもしろくありませんよね?だから動くには、撮影者の明確な意味が必要なのです。そうです。動かす前に、最後の止める位置を確認してから撮り始めることです。パンをすることは同時に手ブレを引き起こすのもとですので、足は動かさないでください。あらかじめ決めたスタート位置とストップ位置まで体をひねりながら撮影します。これで落ち着いたパン撮影ができます。放送業界ではタテパン、ヨコパンということもあります。

「ティルト」の基礎

ビデオカメラを上下に振りながら撮影するテクニックです。パンは横の空間の広がりを表現する
撮影方法ですが、ティルトは上下の空間の広がりを表現するのに適しています。パン同様に、動かす前に、最後の止める位置を確認してから撮り始めます。これは同時に手ブレのもとですので、足は固定してください。あらかじめ決めたスタート位置とストップ位置まで体の中心を意識しながら撮影します。

「動く被写体」を撮るコツ

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魚群などの動いている被写体を撮る場合は、通称フォロー撮影と呼ばれる方法で撮影します。流し撮りにも似ていますが、動きに合わせて撮ることをいいます。これは被写体の動きに応じてビデオカメラも一緒に動かし、常に被写体が動く方向を予測して撮影します。これにより、固定された撮影よりも被写体が持つ迫力やスピードのある臨場感が一気に増します。ポイントは、被写体の動きを予測しながら、被写体よりもちょっと先にビデオカメラを動かすような気持ちで撮影すること、カメラと被写体の動きが一致した映像が撮れます。ゆっくり泳いでいるようでも、落ち着いて、最後まで集中してビデオカメラを止めてからフィックスします。
まずは、アップで撮っておき、少しずつ全体がわかるくらいにズームアウトしましょう。その後はゆっくりあわてずにビデオカメラを振っていき、あわてないでゆっくりとフォローしていくことが肝心です。フォローでの撮影では、被写体が動くコースを見定めて、被写体がどこをどのように動くかを確認し、ご自身のイメージするムービーを撮影するのに的確な撮影ポジションを見つけることがとても重要です。パンでもティルトでも、被写体の動きに合わせていちいちビデオカメラを上下左右に振り回さないように気をつけましょう。予想外に被写体が動いても、落ち着いて。なるべくカメラは動かさずに撮るようにします。かなり難しい決断ですが、撮影ミスが生じやすくなります。決してビデオカメラを動かしてはいけないというのではありません。動くときには、きちんとビジョンを持って。自分とカメラの動きは必要最小限にするという心がけこそが、早く上達するコツです。

「空撮」も水中では自由自在にできる!

@ SAIPAN
「空撮」って知っていますか?ヘリコプターや
セスナが超低空で地表を舐めるように飛ぶ映像は迫力十分です。このような泳ぎながらの移動ムービー撮影が可能なのです。それはまるで飛ぶ鳥や魚の目線のように、ダイビングでのドリー撮影は「海中散歩」とも言える独特の領域を持つ撮影方法なのです。(よく映画のオープニングなどにも使われます)空を飛んでいるつもりで空撮のようなカメラワークが可能なのも水中撮影ならでは。ゆっくり潜行しながらもしくは浮上しながら意外性を演出してみましょう。
「ドリー」撮影ともいいます。このように低空飛行のような臨場感もビデオ撮影ならではですね。※ダイビングのスキルは必須です。中性浮力などしっかりとってください。さもないと、砂を巻き上げてしまったり、貴重な生態系を壊してしまいます。