■ハイスピードシンクロ(HSS)撮影とは
一眼レフカメラやミラーレスカメラのフォーカルプレーンシャッター撮影におけるストロボ同調スピードは、上位機種のカメラでも1/200秒が一般的です。
ストロボはシャッター幕が完全に開いている間(ストロボ同調スピード)に一度だけ発光するので、それ以上早いシャッタースピードで撮影すると、画像に上下に黒いフォーカルプレーンのシャッターの幕の影が写ってしまいます。
HSS撮影なら、高速シャッター時にシャッター幕がスリット状に動いている間もストロボが目に見えない速さで連続発光し続けることで、ストロボ光が同期し、これにより高速シャッタースピードでも被写体全体に均一で安定した照明が得られます。
*HSS撮影をするには、カメラ(またはハウジング)がHSS/FP発光に対応していること、カメラとストロボ間の通信がHSSをサポートしていること、などの条件があります。対応表で確認ください。
*OM SYSTEM製RCモードのFP発光は「TTL HSS」、それ以外は「マニュアルHSS」になります。
■こんなシーンで特に有効!
•逆光の被写体をあおって撮影する
日中の浅い水深、中層を泳ぐ被写体をあおって撮るシチュエーションを思い浮かべてください。被写体が逆光でシルエットになってしまうのを防ぎ、体色をきれいに表現するためにストロボを発光させます。
被写体に合わせた浅めの被写界深度を得るのに絞りを開放に近づけることで露出オーバーになってしまう場合は、シャッタースピードを上げますが、従来のストロボ撮影では、最速のストロボ同調スピード(1/200秒前後)でも露出オーバーになることが予想されます。
YS-D130RのHSSモードであれば、浅めの被写界深度でも露出制御ができるシャッタースピードで撮影が可能です。
•背景を黒くして被写体を際立たせる
マクロ撮影で被写体を際立たせるために、被写体だけにストロボ光を当てて背景を黒く落とる手法があります。
YS-D130RのHSSモードであれば、開放に近い絞り値でも、高速シャッタースピードで撮影できるため、青く抜けた背景を黒抜きで撮影できます。
また、背景が水底や壁の場合には、「スヌート02」を使って被写体だけに光を当てて、背景を黒く抜くことができます。
•被写体の動きを止める
最近のデジタルカメラの撮像素子は、高画素数化が進み、被写体のちょっとした動きや撮影者の手ブレによりブレて写ってしまいます。
細かく動く被写体をストロボ撮影する場合、YS-D130RのHSSモードであれば、今まで撮ることができなかった高速のシャッタースピードでも被写体ブレを起こさずシャープにきっちり撮影することが可能です。